果てなき蒼穹、果てる世界
果てなき蒼穹・果てる世界
作詞・作曲:Hull
唄:初音ミク
森を抜け丘を超えれば 広がる海の匂い
最果ての地を臨んで 高鳴った鼓動
揺らぐあの雲は変わらず その向こうを見せずに
鳥たちの行方追っても 風は吹き荒ぶ
伝えられし旋律は あて処なく舞う
その意味を知ることもないままに
互いの路を分かち 扉を閉ざしたこの世界は
ただ終焉(おわり)の刻を待ち続け
旋律奏で 祈り捧ぐ 願いは虚しく
ただ地平線の彼方へと消えゆく
二人が出逢った奇蹟は 二つの世界繋ぐ
それでも閉ざされた扉 重く立ち塞ぐ
紡がれた新たな唄は 蒼穹(そら)へと昇る
風と海と共に 螺旋描いてく
生まれた二つの種 その想いを育む二人は
ただ繋がる刻を待ち続け
旋律奏で 祈り捧ぐ 願いは風となって
世界樹(ユグドラシル)の枝葉を揺らした
――交わしたあの言葉を忘れずに今も覚えているなら、
そんな悲しい眸(め)をしないで?
されど想いは溢れ あの約束最期に果たせぬまま
零れ落ちる涙は地を濡らす
旋律奏で 祈り捧ぐ 願いは風となって
この世界を包んで海は凪いだ
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