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ーカロイドの
歌詞置き場

きみのせい

きみのせい
作詞・作曲:鳥野ささみ(黄昏P)
唄:初音ミク


立ち尽くしたまま見てた
決して振り向かぬ背中
こんなに近くにいるの
後ろの正面だぁれ?

とおりゃんせとおりゃんせ
この道を進むのです
誰一人通させぬ
きみとなど許しはせぬ

きみのせいさ きみのせいさ
僕は悪くない何一つ
きみのせいさ きみのせいさ
僕でない誰かの穴を掘る

それはある春の日のことでした
怪我をした僕に
きみは優しくしてくれました

労わりの言葉をかけ
傷口をそっとなでて
柔らかに
ほほ笑んでくれたのです

その日からきみは毎日
僕に会いに来てくれましたね
「具合はどうだい」
「だいぶ良くなったね」
かけられる言葉が
とても嬉しかった…

けれども時間とは残酷なものです
夏になり秋になり、
怪我がすっかり癒えたころには
きみは僕を見てくれなくなりました
さみしかった

本当は知っていたのです
僕の怪我の原因はきみであることも
その罪悪感から
優しくしてくれていただけのことも

けれどそんなの些細な問題です
だって僕はすっかりきみを
好きになっていたのですから

だから許せなかった
きみと幸せそうに歩く
他の誰かの姿が


飽きてしまったのかしら
隣にいるのはだぁれ?
こんなに近くにいても
きみはこちらを向かない

一つ消し二つ消し
囲う輪を崩すのです
だれ一人いなければ
きみの傍 いけるのでしょう

きみのせいさ きみのせいさ
僕は悪くない何一つ
きみのせいさ きみのせいさ
僕でない誰かに五寸釘

きみは独り きみは独り
僕の元へ来たきみは独り
きみは独り 僕も一人
寄り添いあえる二人でなら

僕の腕ときみの首と
繋がれた紐は赤い糸
きみは泣いて 僕は笑う
きみが言った

きみのせいだ

きみが一人になれば
もう一度僕の元へ
来てくれると思いました

何処へも行けない僕と
一人ぼっちの君

お互い寄り添えば
きっとさみしくないのです
そう気付いてほしくて
僕は努力を重ねたのです

そうして
きみは来てくれました
これからはずっと
僕のそばにいてくれます
幸せです、幸せです
僕は本当に幸せ者です

僕ときみを繋いでいる
麻紐はまるで
赤い糸のようでした
ブランコみたいに
ぎぃこぎぃこと揺れて
楽しそうに歌を
奏でています
まるで夢のよう…!

けれど一つだけ
気になっていること
があるのですそれは
きみがつぶやいた言葉

きみのせい

あれはどういう意味だったのでしょう
僕にはまだわかりません
きみに聞いても答えはありません
でも、そんなことはどうだっていいことですね

だって僕は幸せで、幸せで、幸せすぎて、

冬だというのに満開の花を咲かせている



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