サルビアの娘
サルビアの娘
作詞・作曲:ナナミP
唄:鏡音リン・鏡音レン
"サルビア通り" の
宿屋の娘
指折り数えて
やけにそわそわ
なぜって?
そんなの決まってる
"あの人" に
恋をしているの
紅の花
町を彩れば
あの人が
この店にやってくる
「おかえりなさい、旅人さん!」
とびきりきれいに
笑えたかしら
小さな頃に
教えてくれた
知らない国の
ものがたり
「いつかあたしも
旅人になりたいわ
この田舎町を
連れ出して!」
「根無し草なぞ
良いもんじゃない
帰る故郷が
ないだけさ」
小さなあたしは
その意味を知らずに
影のさす横顔に
ただ 憧れた
紅の花
町を染める頃
一年ぶりの
扉をくぐる
「おかえりなさい、旅人さん!」
宿屋の娘の
無邪気な笑顔
「変わんねぇな」
と つぶいたなら
娘はなぜか
膨れ面
とがらせた唇に
鮮やかな 紅
彼女にはまだ
似合わない
「根無し草なぞ
良いもんじゃない
帰る故郷が
ないだけさ」
決まって訪ねる
この町にすら
根付くことなど
決して ないのだろう
変わらぬものに
憧れていた
変わり続ける
あの人の
大好きだった
その 横顔の奥
隠されていた
寂しさを知る
伸ばした髪を
短く切ったら
無いものねだりの
少女にさよなら
「帰る場所なら
あるじゃない」
・・・だってあたしは
宿屋の娘
「ずっと変わらず
ここにいるわ」
花咲く季節を
待ちながら
あなたの足音
待ちながら
"サルビア通り" の
宿屋の女将
幾年過ぎても
娘子のよう
なぜって?
そんなの決まってる
永遠の
恋をしているの
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