天使の天国
天使の天国
作詞・作曲：wara
唄：初音ミク・鏡音リン・鏡音レン
魂運ぶ白い羽の天使
来るのが少し早すぎたようで
その人は私に笑いかけた
初めて人と話した
感情ない私はわからない
いろんな話聞かせてくれた
泣き 笑い 喜び
それでも迫り来る終わり
最後の言葉が胸を射抜いた
「もう少し一緒にいたかった」と
そのとき気付いたその寂しさに
これが人の心なんだろうと
気がつけば魂持って逃げた
誰にも渡したくないと思った
天界は裏切りを許さない
羽ひろげ必死に飛んだ
天国に行けると笑っていた
でも天国なんて何もない
魂がただ来た場所へ帰るだけで
だから
「ずっと一緒にいたい」そう思っても
はばたく力は失われゆく
あなたが奪われるくらいならと
私は魂を飲み込んだ
魂喰らう悪魔になって
黒い羽はばたかせて飛び立った
朽ち果てた誰もいない教会に降りた
最後
あなたの魂天使像に宿し
私の力は全て消え去る
石になる身体見て微笑むの
「ここが私たちの天国だよ」
朽ち果てた教会に寄り添う
天使悪魔ふたつの石像
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