時計屋ウサギと遊郭番キツネ
時計屋ウサギと遊郭番キツネ
作詞・作曲:水城時計
唄:鏡音リン・鏡音レン
夕焼け 血の色に見えた
実際 頭から血が流れていた
戦争 子供でも兵器
実践 剣、槍、弓、持たされてた
死人は いくらだったっけ?
数えた 指を折って数、数えてみた
あの川 越えたならきっと
兄たち 待っていてくれているだろう
もうすぐお迎えが
来てくれると思っていたのに
来てくれたのは
キツネのお耳をした少女だった
お前さまは、まだ死ぬ人ではないわよな
かざす扇子 空に雪舞い
血色(ちいろ)の戦場を水へとかえる
濡れた鮮血 消えた命が
綺麗に消え去って逝く
青空 というよりも雪
少女は 懐中時計を取り出した
カチリと 針が動き出す
少女が クスリと笑い笑みを零す
両耳を失った少年に少女は近づき
握らせたのは 黄金色した懐中時計
時計はお前さまに呪いをかけたいと
秒針 というよりも胸
心臓と 懐中時計が共鳴す
カチリと 死にかけの命が
ふわりと生き返り 血が巡る
ボクハ生キタイ
かざす時計 黄金の空
失くなったはずの耳が生き返る
戦場の血の海 枯れた大地を
始まりに戻していく
懐中時計 時の管理者
扇子持つわたくし(キツネ)は人の管理者
最後の一人 裏切り者の
後継者を探さなければ