科目屋ノ変
科目屋ノ変
作詞・作曲:mayuko
唄:鏡音リン・鏡音レン
花の散る季節となりて
白に 埋む 死出の化粧と
凍て付いた枯れ枝に
巣食う 靡く 蜘蛛の糸
忘れ日の手を取った
孵らざる春に
手を伸ばそうか
絡め取ろうか
格子の外は寒かろう
薄化粧した
閉じた眼に
移り映りて今も尚
散る散る散る赤き花びら
白き面に朱色を
振るう袖に未練を乗せて
断ち切るべく行こうか
儚きは過ぎし約束と
白に 埋む 破れ蜘蛛の巣
頽れた紅き両の枝先に
絡む 手繰る 蜘蛛の糸
親しみの手を離す
帰らざる春を
指を切ろうか
針を飲もうか
格子の外は馨しかろう
手を伸ばしても
まだ足りぬなら
手折り手折りて掴もうか
手に手を取り駆ける家路は
赤雪化粧の果てに
刺し貫く寒さ堪えて
息絶えるまで走れ
行けど行けど叶わずの願いなら
せめてこの路を共に行きましょう
我が身尊しと摘みし大輪よ
尚望むならば共に行きましょう
繋ぎたる手と手
二度と離すべきにあらず
迫り来る蜘蛛の糸から
逃れられぬなら契りを交わそう
花の散る季節となりて
埋む 白を 変えて見せよう
儚きは過ぎし約束と
易く 絶える 蜘蛛の糸
赤き印揃いの蜘蛛の脚
小指繋いだ揃いの蜘蛛の糸
次の生こそ共にあれと願い
絡めようか
委ねようか
結ばれよう
来世で
唯ひたすらに、君を請う。
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