日照雨
日照雨
作詞・作曲:わんだらP
唄:KAITO
叩く雨音 唐傘の陰より
のぞけば月が 我に問う
足元を崩し 湧き立つ あやかしの雲
もろとも吸われて 天へと落ちゆく
ことわり くつがえし 逆巻く 空も海も
風巡る魚と 水切る鳥の群れが
境をにじませて 描き出す螺旋を
うつつととるか 幻ととるか
清き鈴の音 たてまつる神酒(みき)と
鳴らせば月が 更に問う
傘の油紙 透かして 染まる光を
呑み込む渦に 朱の色が混じる
時さえ 捻らせて 逆巻く 有象無象
惑わす獣と 牙剥く人がひしめき
望みとしがらみが 織り成すこの世を
まほらととるか 奈落ととるか
(闇に架かる 虹の橋)
(果てに灯る 明けの夢)
そなたの "まこと"は いずこ?
夜の日照雨の 声に答える
眼(まなこ)に 映るもの 全てを 見定めて
うつつも幻も この世の姿と知り
まほらであろうとも 奈落であろうとも
己で拓いた 道を生きゆく
ことわり くつがえし 逆巻く 空も海も
風巡る魚と 水切る鳥と遊び
揺れ動く心の 描き出す螺旋が
紛う事のなき 己の"まこと"と
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